空から守る!消防・救急・救助!! 〜全国航空消防防災協議会〜
 
全国航空消防防災協議会

 

平成14年度第1回研修会開催される

 

 全国航空消防防災協議会では、平成14年度第1回研修会を7月11日()・12日(金)に愛知県で開催した。開催地として協力いただいた愛知県から次のような報告が寄せられたので紹介する。

 

 全国航空消防防災協議会の平成14年度第1回研修会は7月11日(木)12日(金)の両日39都道府県及び10市の消防航空隊から89名の方が参加、愛知県蒲郡市で開催されました。

 

 開講にあたり全国航空消防防災協議会の鶴谷利夫事務局長、開催地愛知県の川田康雄消防課長、来賓の総務省消防庁救急救助課大ヶ島照夫課長補佐からそれぞれ挨拶がありました。以下に講義の概要を報告します。

 

●第1日目

 

講義1「航空機乗組員の健康と安全管理について」

 

 (財)航空医学研究センター所長 津久井一平氏

 

航空医学について、身体検査の歴史から始まり、機内環境の特殊性に基づいた減圧症や低酸素症の原因等、スライドを通して解説し、空間識失調による航空機事故例やコリジョンコースになる原因を医学的根拠において講義され、()航空医学研究センターにおける航空身体検査基準マニュアル等の説明がありました。

 

また、健康について、解剖生理学的にみて航空医学に必要な生活習慣病に関係した部分の講義をされました。・航空生理学の基礎的な知識について

 

・症例をあげての「国際患者搬送」の概要と受入体制について

 

・航空機内における医療資器材と半自動体外式除細動器(AED)の整備状況について

 

・航空機による救急患者搬送の実態と効果について

 

・高度環境下での航空医学的知識とその対策について

 

講義2「捜索、救助等に利用されるヘリコプターに係る最近の取り組み」

 

国土交通省航空局技術部運行課専門官 有福元彦氏

 

講義では、捜索・救助に利用されるヘリコプターに係る最近の取り組みについて、スライドを利用して説明がありました。

 

平成13年度からドクターヘリの運航も開始された中、消防・防災ヘリコプターの潜在的需要も十分あり、今後、有効活用されるためにも、現在では場外離着陸場の手続きの簡素化、ヘリコプターの計器飛行方式に関する調査研究、高速道路における緊急離着陸等の課題に、

 

積極的に取り組んでいるとの説明がありました。

 

●第2日目

 

 

報告 「愛知県防災航空隊の活動状況について」

 

愛知県防災航空隊隊長 佐部利 修氏

 

 防災ヘリコプターの「緊急出動要請及び活動支援マニュアル」を愛知県下の各市町村消防本部へ配布した旨の説明および事例発表として、河川内に4名の男性が取り残され、その4名を救出した時の状況の発表がありました。発表の内容は、要救助者がパニックになり、一つのサバイバースリングに2名が飛びついてきたというもので、そのままスライドして河川敷へ救出した様子等を写真やイラストにより発表したものです。また、第1日目には、運航上の問題や消防・防災航空体制上の問題等における質疑応答、第2日目は、同様の問題点等について意見交換が行われました。