空から守る!消防・救急・救助!! 〜全国航空消防防災協議会〜
 
全国航空消防防災協議会

 

平成11年度第1回研修会開催される

 

 全国航空消防防災協議会では、平成11年度第1回研修会を7月8日()・9日(金)に香川県で開催した。開催地として協力いただいた香川県から次のような報告が寄せられたので紹介する。

讃岐路に、空の勇者たちが集う 

 

7月8日()・9日(金)の両日、「さぬきのこんぴらさん」で親しまれている香川県」琴平町「琴参閣」で、全国各地から消防・防災航空隊関係者総勢82名参加のもと、平成11年度全国航空消防防災協議会第1回研修会が盛大に開催されました。

 

四国地方は梅雨のさなかにもかかわらず、研修中は意気盛んな「空の勇者」の来県で圧倒されたのでしょうか、梅雨前線もどこへやら。梅雨明けを思わせるような好天となりました。第1日目は会場の「瀬戸の間」で全国航空消防防災協議会鶴谷利夫事務局長の開講挨拶に始まり

 

開催地県の香川県生活環境部山本八朗次長の歓迎あいさつ、来賓の自治省消防庁救急救助課鶴巻郁夫課長補佐のあいさつをいただいた後、運輸省航空局技術部運航課若狭満情報係長から「災害時における救援輻航空機等の安全対策マニュアルについて」航空関係法を踏まえ輻輳する航空交通の中で安全運行を確保するための御講義をいただきました。

 

続いて、「海外のヘリコプター救急−日本へのヒント−」と題して㈱地域航空総合研究所西川渉所長が、ロンドンHEMS6年間の救急ヘリコプターの出動実績を取り上げ、日本も無駄な出動を恐れずにヘリコプターにおる救急活動をもっとすべきである、そうすることにより本来の業務が成り立つと力説された。また、初日最後の講義では、香川医科大学小栗顕二教授「ヘリコプターによる救急患者の搬送における医療装備」と題し、多目的ヘリコプターではシステム化したストレッチャーを装備することにより、医療の連続性と経費の節減が図られると説き、同教授が開発中の「自己完結型航空搬送用ストレッチャー」をスライド、ビデオで紹介されました。会員の方々も小栗教授の講義に大変熱心に耳を傾け、質疑応答もおこなわれました。

 

 そして、穏やかな瀬戸内に夕日が沈むころ。会場を歌舞伎舞台の雰囲気漂う「ことひら座」に移して胸襟を開いての懇談会。ここでは、本音の消防防災航空談義があちこちで開かれ、大変な盛り上がりでした。

 

第2日目は、事前に各消防・防災航空隊から事務局へ提出されていた意見、質問に対する意見交換会が開催され、運航上の法的問題点や臓器搬送の考え方などについて、自治省消防庁の見解をお聞きした後、各会員間で化発な意見交換が行われました。その後、開催地県の香川県防災航空隊香西光男隊長から「香川県防災航空隊の現況と活動状況」について報告がなされ、鶴谷事務局長の閉講あいさつで2日間の研修会の全日程を無事終了し、全国の空の勇者が讃岐路を後にしました。

 

さて、21世紀も目前に控え各都道府県における消防・防災ヘリコプターの整備も着々と進み、ほぼ全国的に配備された今日、航空消防防災の分野は消防防災行政の中でますます重要な役割を担うことと思われます。今後、住民の負託に応えるためにも、消防・防災ヘリコプターによる各団体相互の連携をより強固にするため、この全国航空消防防災協議会研修会の存在は、極めて大きいものがあると感じております。最後になりましたが、同協議会のますますの御発展と会員皆様の御活躍を心から祈念し、平成11年度第1回全国航空消防防災協議会研修会の結果報告とさせていただきます。 (香川県防災航空隊)